知識や知恵を司る神さまを一覧にまとめました。合格祈願・学業成就や知識を身に着けたい方は参拝などの際の参考にしてはいかがでしょうか。
参考・出典:Wikipedia
日本の知識・知恵・学問の神一覧
天表春命(あめのうわはるのみこと)
日本神話に登場する神。
天上春命とも表記する。
開拓、学問、技芸、裁縫、安産、婦女子の守護神として信仰されており、阿智神社(長野県下伊那郡阿智村)や、戸隠神社宝光社(長野県長野市)などに祀られている。
久延毘古(くえびこ)
日本神話に登場する神。
学業・知恵の神として信仰されており、久氐比古神社(石川県鹿島郡中能登町)や大神神社(奈良県桜井市)末社・久延彦神社などで祀られている。
古事記では「久延毘古とは”山田のそほど”のことである」と説明されている。「山田のそほど」とはかかしの古名で、久延毘古はかかしを神格化したもの、すなわち田の神、農業の神、土地の神である。
思金神(おもいかねのかみ)
日本神話に登場する神。
最も有名な話では、岩戸隠れの際に、天の安原に集まった八百万の神に天照大御神を岩戸の外に出すための知恵を授けたこととされている。
『古事記』では思金神、常世思金神(とこよのおもいかねのかみ)、『日本書紀』では思兼神、『先代旧事本紀』では思金神、常世思金神、思兼神、八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)、八意思金神と表記される。
八意思金神の「八」を「多い」、「意」を「思慮」と解し、「八意」は思金神への修飾語、「思」を「思慮」、「金」を「兼ね」と解し、「多くの思慮を兼ね備えていること」と考えられる。
少名毘古那神(すくなびこなのかみ)
日本神話に登場する神。
国造りの協力神、常世の神、医薬・温泉・禁厭(まじない)・穀物・知識・酒造・石の神など多様な性質を持つ。
『古事記』によれば、スクナビコナは、大国主の国造りに際し、天乃羅摩船(アメノカガミノフネ)に乗り、鵝(ヒムシ)の皮の着物を着て波の彼方より来訪し、神産巣日神の命によって義兄弟の関係となって国造りに参加した。
天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)
菅原道真を神格化した呼称、あるいは神格化された道真を祀る神社。天神信仰、天満宮の主神。学問の神で雷神。
主に学業・豊穣の神として祀られるが、多種多様な面で信仰される。
一方で、歴史的な怨霊である故に、災いを招く神として畏怖もされた。
世界の知識・知恵の神一覧
アナヒット
アルメニア神話の豊饒と癒やし、知恵と水の女神。
戦争の女神とされていたが、紀元前5世紀頃から、アラマズド(天と地の創造神と考えられていた)とともにアルメニアの主神として崇められた[
イツァムナー
マヤ神話に登場する神。
完全なる善意を司る存在とされ、温厚で恵み深い存在。人々に文字・カレンダー学・薬学の他、トウモロコシやカカオの栽培方法を伝授した。
主神「イツァムナー・ガブル」、太陽神「イツァムナー・キニチ・アハウ」、豊穣神「イツァムナー・カウイル」、雨神「イツァムナー・トル」という4つの名と役割を持つ。
イムホテプ
古代エジプトの高級神官。
史上初のピラミッドといわれる、ジェセル王のピラミッドを設計したことでも知られる。建築家としてのみならず、内科医としても優れ、死後には「知恵、医術と魔法の神」として神格化された。
エゲリア (ローマ神話)
ローマ神話における水のニュンペー(下級女神)。
王政ローマの第2代の王ヌマ・ポンピリウスの妻であり助言者だったことでよく知られている。
エゲリアの神域とされた木立ちに水かミルクを捧げると、知恵と予言を授けてくれるとされていた。
エンキ
メソポタミア神話の神。
世界の創造者であり、文明・知識・文化および魔法を司る神とされる。淡水を司る神でもある。
人間が野蛮で無法な生活をしていた時に海から現れ、手工業、耕作、文字、法律、建築、魔術を人間に教えたとされる。
オグマ
ケルト神話の戦いの神。また言語、霊感の神。
八十頭の牛にも勝る怪力の持ち主。フォモール族の王が所有していた意思を持つ剣オルナを手に入れた。
オーディン
北欧神話の最高神にして戦争と死の神。
詩文の神でもあり、魔術に長け、知識に対し非常に貪欲な神であり、自らの目や命を代償に差し出すこともあった。
ユグドラシルの根元にあるミーミルの泉の水を飲むことで知恵を身に付け、魔術を会得した。片目はその時の代償として失ったとされる。
オーディンは多くの呼び名を持っている。 その呼び名は、以下の通り。
-
- 全知全能の神
- 詩の神
- 戦神
- 魔術と狡知の神
- 死と霊感の神
- がなり立てる者(ヴィズリル)
- さすらうもの(ヴァーヴズ)
- フリニカル
- 万物の父(アルフォズル)
- 万物の神
- 人間の神(ヴェラチュール)
- 仮面をかぶる者(グリームニル)
- 促進者(スロール)(民会のときは)
- 偉大で崇高な神(フィムブルチュール)
- 兜をかぶれるもの(グリーム)
- 兜をつけたもの(ヒァームベリ)
- 分捕品をつくる者(フェング)
- 勝利の父(シグフォズル)
- 勝利の神(シグチュール)
- 勝利を与える者(シグジル)
- 勝利を決める者(ガグンラーズ)
- 叫ぶ者(ゴルニル、ゴロル)
- 同じように高きもの(ヤヴンハール)(神々のところでは)
- 姿を変えるもの(スヴィパル)
- 恐ろしき者(ユッグ)
- 戦の狼(ヒルドールヴ)
- 戦士の目をくらますもの(ヘルブリンディ)
- 戦死者の父(ヴァルフォズル)
- 戦死者の神(ヴァルチュール)
- 戦死者を受け入れる者(ヴァルソグニル)
- 攻撃者
- 救助者
- 旅路に疲れたもの(ガングレリ)
- 最高のもの(オーミ)(神々のところでは)
- 望むもの(オースキ)(神々のところでは)
- 槍の神(ゲイルチュール)
- 槍をもつもの(スヴィズル、スヴィズニル)
- 波(ウズ)
- 滅ぼす者(ヴィズル)(戦では)
- 灰色の鬚(ハールバルズ)(渡守に身を変えたオーディン)
- 焔の眼をせるもの(バーレイグ)
- 片眼の者
- 片眼を欠くもの(ビレイグ)
- 生贄に決められたもの(ガウト)
- 疾駆する者
- 目覚めたるもの(ヴァク)
- 盲目の者(ブリンディ、ブリンド)
- 盾をふりまわすもの(ビヴリンディ)(神々のところでは)
- 真実のもの(サズ)
- 真実をおしはかるもの(サンゲタル)
- 眼深に帽子をかぶったもの(シーズヘト)
- 知を欲す者
- 知恵者(フロプト、フロプタチュール)
- 禍を引きおこす者(ベルヴェルク)
- 突くもの(フニカル、フニクズル)
- 第三のもの(スリジ)
- 船人(キャラル)(橇を引くときは)
- 船荷の神(ファルマチュール)
- 蜜酒を隠すもの、守るもの(フィヨルニル)
- 試す者
- 誘惑に長じたもの(グラプスヴィズ)
- 語る者
- 軍勢の名で快く感じるもの(ヘルテイト)
- 軍勢の父(ヘルフォズル)
- 途方もなく賢いもの(フィヨルスヴィズ)
- 長髯の者(シーズスケッグ、シーズグラニ)
- 顔をかえることのできるもの(イヤールク)
- 馬にのって突進するもの(アトリーズ)
- 高き者(ハール、ハーヴィ、ホヴィ)
- 高座につくもの(スキルヴィング)
- 魔法(魔杖ゲンドゥル)の心得あるもの(ゲンドリル)(神々のところでは)
- 鴉の神(フラヴナグズ、フラヴンアース)
ククルカン
マヤ神話の至高神、創造神。
3回にわたる人類の創造に関わっており、人に文明を授けたと伝えられる。
四元素である 火・水・大地・空気(風)を司り、蜥蜴(lizard)・魚(fish)・玉蜀黍(maize)・禿鷲(vulture)がそれぞれに対応している。
クヴァシル
北欧神話に登場する神。
アース神族とヴァン神族が抗争終了後にクヴァシルという非常に賢い人物を作り出した。
ヴァン神族で最も賢い神だとされている。
サラスヴァティー
芸術・学問・知恵を司るヒンドゥー教の女神。
日本では七福神の一柱、弁才天(弁財天)として親しまれている。
肌は白く、額には三日月の印を付け、白い衣をまとい、4本の腕を持ち、2本の腕には数珠とヴェーダ、もう1組の腕にヴィーナと呼ばれる琵琶に似た弦楽器を持ち、白鳥またはクジャクの上、あるいは白い蓮華の上に座る姿として描かれる。白鳥・クジャクはサラスヴァティーの乗り物とされる。
セシャト
古代エジプトの知恵、知識、記述を司る女神。
会計学、建築学、天文学、占星術、数学、測量を司る女神としても認識されていた。
美術において、セシャトは7頂点の紋章が頭上にある女性として描かれた。
たいてい彼女はヤシの茎を持ち、そこに時間経過を記録する刻み目をつけて、特にファラオの人生の時間配分(各ファラオの治世期間の長さ)を追跡し続けている様子が描かれる。
ソピアー
古代ヘレニズム世界で、智慧を象徴する女神。
古代ギリシア語で、「知恵(智慧)」「叡智」を意味する語。
ダグザ
ケルト神話に登場する神。ダーナ神族の最高神
ダグザの名は、dago-Deiwosというケルト祖語が転化したもので、「善き神」「偉大な神」を意味する。別称にルアド・ロエサ(Ruad Rofhessa、知に富む偉大なる者、大いなる知恵の権力者)がある。
トート
古代エジプトの知恵を司る神。
聖獣は、トキとヒヒ。数学や計量をつかさどる女神であるセシャトを妻としている。
多くの信仰を集め、長い間、様々な広い地域で信仰されたため、知恵の神、書記の守護者、時の管理人、楽器の開発者、創造神などとされ、王族、民間人問わず信仰された。
創世神の一人であり、言葉によって世界を形作るとされる。
ネイト (エジプト神話)
エジプト神話の戦いの女神。また知恵の女神でもある。
ナイル川三角州西部にあるサイスの守護神として祀られておりエジプト第1王朝のころから信仰されていた。
頭の上に軍神の象徴である交差した矢と盾をのせ、手にはアンクとウアス杖を持っている。
絵や彫刻では、頭に織り手の杼を載せ、手に弓と矢を持った姿で描かれることがある。他には、ライオンの頭を持つ姿、ヘビ、牝牛などの姿で描かれることもある。
ミーミル
北欧神話のオーディンの相談役となった賢者の神。
ユグドラシルの根元にある知恵の泉(または井戸)の番人をしている。
オーディンに泉の水を飲みたいと頼まれたミーミルは、オーディンの片目と引き換えにそれを許した。水を飲んだオーディンはあらゆることを見通す英知を授かり、それを神々や人間のために役立てた。
メーティス
ギリシア神話に登場する女神。
名は「知恵」の意味。「叡智」や「思慮」及び「助言」を意味する知性の神。
ゼウスの最初の妻であり、アテーナーの母。
コメント