世界の有名な神々100柱|神話に登場する神の名前と役割を一覧で紹介

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世界の有名な神々100柱|神話に登場する神の名前と役割を一覧で紹介 神様
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5. 日本神話の神々 – 天照大神から出雲神まで、神道に根ざす八百万の神々

日本神話に登場する神々は、自然現象や土地の霊を神格化した存在であり、「八百万の神」という多神教的価値観を反映しています。天照大神、スサノオ、オオクニヌシなど、神々それぞれに神話的背景と地域性があり、神社信仰や年中行事にも深く関わっています。

66. 天照大神(アマテラスオオミカミ)

  • 役割:太陽神、天界の最高神、皇室の祖神
  • 象徴:鏡(八咫鏡)、日の光、神鏡
  • 概要:イザナギの左目から生まれた神。高天原を治める女神で、弟スサノオの乱暴により天岩戸に隠れ、世界が闇に包まれた。神々の踊りによって再び姿を現したという神話は、太陽と再生を象徴する。伊勢神宮に祀られ、皇室の祖先神とされる。

 

67. 須佐之男命(スサノオノミコト)

  • 役割:海・嵐・暴風の神、英雄神
  • 象徴:剣(草薙剣)、海、八岐大蛇
  • 概要:アマテラスの弟神で、粗暴な行動により高天原を追放される。その後、出雲で八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治し、クシナダヒメと結婚。その際に手に入れた剣が草薙剣で、三種の神器の一つとなる。

 

68. 月読命(ツクヨミノミコト)

  • 役割:月の神、夜の支配者
  • 象徴:月、冷光、夜の静寂
  • 概要:アマテラス、スサノオと共にイザナギから生まれた三貴子の一柱。夜の世界を司るが、神話での登場は非常に少ない。保守的で静かな存在として知られ、アマテラスとの間に不和が生じ、共に住むことがなくなったという神話もある。

 

69. 大国主命(オオクニヌシノミコト)

  • 役割:国造り、縁結び、医療、農業の神
  • 象徴:因幡の白兎、出雲、根の国
  • 概要:出雲神話の中心神。数多くの試練と死を乗り越えて国土を作り上げた。神々との交渉の末、「国譲り」を行い、後の天孫降臨の道を開いた。出雲大社に祀られ、縁結びの神として現代でも非常に信仰が厚い。

 

70. 高御産巣日神(タカミムスビノカミ)

  • 役割:創造と生成の原理を司る神(造化三神の一柱)
  • 象徴:生命力、統治権、天命
  • 概要:宇宙創世時に現れた原初の神の一柱で、天照と並ぶ天界の中心的存在。天孫ニニギノミコトの降臨(天孫降臨)を計画し、国土統治の神権を管理した。

 

71. 神産巣日神(カミムスビノカミ)

  • 役割:命の結びと再生の神
  • 象徴:結び(むすひ)、魂の生成
  • 概要:タカミムスビと共に「造化三神」の一神。生命を結び、生み出す力「ムスヒ」を象徴し、万物の発展や繁栄の根源とされる。

 

72. 伊邪那岐命(イザナギノミコト)

  • 役割:天地創造の男神
  • 象徴:矛、黄泉の国からの帰還、禊(みそぎ)
  • 概要:妹であり妻のイザナミとともに、日本列島(国土)と多くの神々を生んだ創世神。イザナミの死後、黄泉の国へ追うが、恐怖の末に現世へ戻り、禊によって三貴子(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)を生む。

 

73. 伊邪那美命(イザナミノミコト)

  • 役割:創造と死の女神
  • 象徴:黄泉の国、火神、死の神性
  • 概要:最初の女性神で、イザナギの妻。火の神カグツチを産んだ際に命を落とし、黄泉の国の神となる。以後、死と再生、境界の象徴として畏れられる存在となる。

 

74. 猿田毘古命(サルタヒコノミコト)

  • 役割:道の神、導きの神
  • 象徴:大きな鼻と赤い顔、光
  • 概要:天孫ニニギが高天原から地上に降りる際、その道案内を務めた。アメノウズメと結婚し、地上と天上の懸け橋となる神格。道祖神や交通安全の神としても信仰される。

 

75. 天宇受売命(アメノウズメノミコト)

  • 役割:芸能、舞踊、祝祭の女神
  • 象徴:舞、鈴、神楽
  • 概要:天照が天岩戸に隠れた際、神々の前で踊りを披露し、人々を笑わせて岩戸を開かせる契機を作った。芸能の起源神として、舞踊・演芸・祭礼に関わる人々から深く崇敬されている。

 

6. メソポタミア神話の神々 – 最古の神話体系に息づく文明と信仰の原点

古代メソポタミア神話は、シュメール・アッカド・バビロニアの各文明にまたがって展開された、世界最古級の神話体系です。アヌ、エンリル、イナンナなどの神々は、天地創造や王権の正当性を説明するために語られました。楔形文字で記された神話文書は、後の神話体系にも大きな影響を与えています。

76. アヌ(Anu)

  • 役割:天の神、神々の王
  • 象徴:星、玉座、天界
  • 概要:ウルクの主神で、全宇宙の最高存在。王権を授ける神として、神々の頂点に立つ。バビロンではマルドゥクに地位を譲る。

 

77. エンリル(Enlil)

  • 役割:風と空気、嵐の神
  • 象徴:角付き王冠、嵐、松明
  • 概要:シュメールのニップルの主神。地上に文明をもたらしたが、人間が騒がしすぎたため、大洪水を起こして人口を減らした。

 

78. エンキ(Enki / Ea)

  • 役割:知識・水・魔術の神
  • 象徴:水壺、魚、蛇
  • 概要:アブズ(淡水の神)と関連し、神々の相談役。創造や文明、治療の神として高く評価される。人類の救済者的存在。

 

79. イナンナ(Inanna / イシュタル)

  • 役割:愛・戦・豊穣の女神
  • 象徴:星、獅子、双剣
  • 概要:性と戦いの両面を持つ女神。冥界に自ら降りて死と再生を体験する神話は、後の女神信仰(イシュタル・アフロディテ)に影響。

 

80. ナンナ(Nanna / Sin)

  • 役割:月の神
  • 象徴:三日月、牛、夜
  • 概要:イナンナの父ともされ、夜と時間の神。天文学・占星術と深く関わり、祭祀暦の基準ともなった。

 

7. 中国神話の神々 – 天地創造と皇帝思想を支えた神々の系譜と物語

中国神話における神々は、宇宙の秩序や人類の起源、皇帝による統治の正当性を象徴しています。盤古、女媧、伏羲などの創世神から、西王母や玉皇大帝のような天界の神々に至るまで、その物語は道教思想や歴代王朝の儀式と密接に関係しています。

81. 盤古(Pangu)

  • 役割:天地創造の神
  • 象徴:斧、巨人の姿
  • 概要:混沌から生まれ、斧で天地を切り分けた。死後、その体が世界の地形や要素になったという神話は、中国のコスモゴニーの根本。

 

82. 女媧(Nüwa)

  • 役割:人類創造と世界の修復
  • 象徴:蛇身の女性、五色の石
  • 概要:土から人間を作り、天が崩れたときに五色の石で修復した女神。家族・調和・慈愛の象徴。

 

83. 伏羲(Fuxi)

  • 役割:文明・易経・婚姻の始祖
  • 象徴:八卦図、蛇身
  • 概要:女媧の兄弟で、漁・狩・易経(陰陽図)を人類にもたらした文化英雄。人類の祖とされる。

 

84. 西王母(Xi Wangmu)

  • 役割:不老不死・仙女の統治者
  • 象徴:桃の木、玉の宮殿、虎
  • 概要:崑崙山に住む女神で、仙人たちの支配者。不老不死の桃を与える。古代は厳しい裁きの神でもあった。

 

85. 玉皇大帝(Jade Emperor)

  • 役割:天界の皇帝、宇宙の支配者
  • 象徴:龍袍、玉の玉座、天界の印
  • 概要:道教における最高神で、天・地・冥界の秩序を監督。民間信仰では年の終わりに天帝への報告が行われる。
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