【十言の神咒(とことのかじり)とは】
十言とは『あまてらすおおみかみ』という天照大御神の御神名の読みが10音であることから十言の神咒と言いい、『あまてらすおおみかみ』という御神名を何度も唱えることを言います。十言神呪とも表記します。
十言の神咒には言霊が宿っており、邪念や邪気を払ったり前向きな気持ちを叶えたりする強力な効力があると言われています。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、日本の神話に登場する女神で日本の最高神です。
「天を照らす太陽の神様」という意味の神様で、皇室の祖神として伊勢神宮の内宮に祭られています。
国に平和と豊かさを与える神様であることから国土安泰、勝運、困難打破、開運招福、五穀豊穣のご利益があります。
唱え方
二拝 (二回頭を下げます)
二拍手(二回拍手をします)
天乃咲手(あまのさきて:密教の金剛合掌と同じもの)という秘印を組みます。
次に、祓の詞を唱えます。
「天乃息(あめのおき)、地乃息(つちのおき)、天乃比禮(あめのひれ)、地乃比禮(つちのひれ)」
そして、ゆっくりと
「あーまーてーらーすーおーほーみーかーみー」
と反復修唱します。
終わる時には
二拍手(二回拍手をします)
二拝 (二回頭を下げます)
以上、『十言の神咒(とことのかじり)』を紹介しました。
簡単な言葉ですが、信じて行えば威力は絶大ともいわれています。気分清清しくなり、御神徳を得られるかもしれません。
習熟すれば、これだけで、鎮魂等何にでも活用できるそうなので、偏見に捉われず、素直な心で、修唱してみてください。
同じように十言(10文字)で構成されている
「ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・マ・ス」
「オ・メ・デ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・マ・ス」
という言葉(言霊)にも、たいへんな御力があるそうです。
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