11 祓い・浄化・守護の神
穢れや災いを払い、場を清め、守護する神々。清浄で凛とした響きを持ち、結界や浄化のイメージが強い領域です。
- 瀬織津姫命(セオリツヒメ) 水に乗せて穢れを祓う女神。“瀬”“織”“津”の音が重なり、流麗で神秘的な響きをもつ。
- 祓戸大神(ハライドノオオカミ) 浄化の根本神。災厄・穢れを清め、流す力を持つ、祓いの象徴となる神名。
- 速佐須良比売神(ハヤサスラヒメ) 災いや悪しきものを“さすらわせる=遠ざける”力を持つ祓いの神。軽快で鋭い音が印象的。
- 大直毘神(オオナオビ) 心をまっすぐに整える神。“なおび”の澄んだ響きが清浄と調和を感じさせる。
- 神直毘神(カムナオビ) 神性をもって物事を直す浄化の神。短い音の繋がりが凛とした清さを表現する。
- 八十禍津日神(ヤソマガツヒ) 災厄を象徴する存在だが、この神を祀り鎮めることで“浄化の守護神”に転じる。名前に強烈な霊力が宿る。
- 足名稚命(アシナヅチ) 災厄から身を守り、人を助ける守護神。“ナヅチ”の音が独特に強く、結界の響きを感じさせる。
- 手名稚命(テナヅチ) アシナヅチと対になる守護神。手の加護を象徴し、優雅さと強さが共存する美しい響き。
- 天之狭土神(アメノサヅチ) 大地の境界を守る神。結界を固め、場を清める重厚な古代神名。
12 言葉・芸術・知恵を司る神
言葉・祈り・芸能・舞・知恵など文化と叡智を象徴する神々。雅で柔らかい響きが多く、創造性や精神性を感じさせます。
- 思金神(オモイカネ) 知恵と策略の神。“思い巡らす”叡智を象徴し、柔らかい響きの中に鋭い知性が宿る。
- 天宇受売命(アメノウズメ) 舞・芸能の女神。神話でも“踊り”“笑い”をもたらす存在で、音の軽快さが芸術性を感じさせる。
- 布刀玉命(フトダマ) 祭祀と言霊の神。短く力強い響きが“言葉の霊力”を感じさせ、儀式の中心に立つ存在感を放つ。
- 天児屋命(アメノコヤネ) 祈祷・祝詞・言葉を司る神。“コヤネ”の音が穏やかで、言葉の調律をするような響きがある。
- 市杵嶋姫神(イチキシマヒメ) 芸能・財宝の守護神ともされる女神。流れるような音の連なりが雅で美しい。
- 玉祖命(タマノオヤ) 勾玉づくりの祖神であり、芸術的創造の象徴。音が純粋で、工芸と美の感覚を宿す。
- 櫛真智命(クシマチ) “まち=知恵”を象徴する神。短く鋭い音が知性と判断力の強さを感じさせる。
- 久延毘古(クエビコ) 田の守護神であり、知恵の神としても知られる存在。素朴な響きの中に“古き叡智”の雰囲気が宿る。
心に響く神名は見つかりましたか?
日本神話に登場する神名は、
ただ“名前”として存在しているのではなく、
その一つひとつに 自然・力・感情・祈り・文化 が刻まれています。
今回紹介した104柱は、響きの美しさ、意味の深さ、創作・名付けとの相性を考えて選びました。
もし気になる神名が一つでも見つかったなら、
その名前がもつ象徴性を調べたり、
自分の創作や人生の指針として取り入れてみるのもおすすめです。
FAQ よくある質問
日本の神様で、かっこいい名前にはどんなものがありますか?
代表的なものには、タケミカヅチ(建御雷神)、スサノオ(須佐之男命)、ツクヨミ(月読命)、アマテラス(天照大神)、クラオカミ(闇龗神)などがあります。 響きが力強く、意味に深い象徴性を持つ名前が“かっこいい神名”として人気です。
強そうな日本の神様の名前には何がありますか?
雷・火・武勇を象徴する神名は強さのイメージが強いです。 タケミカヅチ、タケミナカタ、フツヌシ、ミカハヤヒなどは戦神として知られ、力強い響きを持っています。

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