百鬼夜行の有名な妖怪一覧|夜を練り歩く妖怪たち

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百鬼夜行とは何か?──妖怪と共に夜を歩く
日本の伝承や絵巻物に登場する「百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)」とは、夜の闇の中、さまざまな妖怪たちが列をなして練り歩く現象を指します。ぬらりひょんを先頭に、ろくろくび、あかなめ、唐傘お化けなど、多種多様な妖怪が登場するこの幻想的な行列は、怖さの中にもどこか滑稽で人間臭さを感じさせます。ここでは、百鬼夜行に登場する有名な妖怪たちを紹介します。妖怪好き、興味のある方はもちろん、これから妖怪の世界に触れてみたい方にもおすすめの内容です。

百鬼夜行とは?

「百鬼夜行」は、日本の伝承や絵巻物に登場する、夜間に妖怪たちが列をなして町や山を練り歩くという幻想的な現象です。この行列には、様々な姿・性格を持った妖怪たちが現れ、見る者に災いや奇怪な現象をもたらすとされています。

 

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百鬼夜行の有名な妖怪一覧

以下は、百鬼夜行に登場するとされる妖怪の代表的なリストです。江戸時代の絵巻(『百鬼夜行絵巻』『画図百鬼夜行』『今昔百鬼拾遺』など)や妖怪学・民俗学の知見をもとに、実際に行列に加わる、または描かれることが多い妖怪を選定し、各妖怪の特徴と簡潔な説明を添えています。

ぬらりひょん(滑瓢)
百鬼夜行の「総大将」とされることが多い妖怪。人の家に勝手に上がり込んで居座ることから、妖怪の中でも特に狡猾な存在とされる。

あかなめ(垢嘗)
夜中に風呂場に現れ、掃除されていない垢や汚れを舐める妖怪。人間の怠惰を戒める存在ともされ、絵巻ではしばしば桶のそばに描かれる。

唐傘お化け(からかさおばけ)
一本足で跳ねながら歩き、長い舌を出す妖怪。捨てられた古道具が妖怪化した「付喪神(つくもがみ)」の一種で、百鬼夜行では定番のキャラクター。

ろくろくび(飛頭蛮)
夜になると首が異様に伸びる、または頭部だけが飛ぶ女性型の妖怪。人間の女性が妖怪化した例で、艶やかさと恐怖を同時に持つ存在。

豆腐小僧(とうふこぞう)
手に豆腐を持った小さな僧の姿をした妖怪。あまり害を与えないが、不気味な存在として江戸後期に人気を博し、行列にもよく描かれる。

一反木綿(いったんもめん)
空を漂う長い白布の妖怪。鹿児島など九州の伝承に由来するが、絵巻などにも登場し、百鬼夜行の中では空を飛んで行列の上を覆うように描かれる。

目目連(もくもくれん)
障子などに無数の目が浮かび上がる妖怪。人の視線や恐怖を具現化したもので、百鬼夜行の中では異様な雰囲気を演出する役目を持つ。

白うねり(しろうねり)
正体不明の白い布状の妖怪で、絵巻ではくねくねと動く姿が印象的。物に宿った霊とも考えられており、付喪神的な性質を持つ。

ぬっぺふほふ
脂肪の塊のような人型妖怪で、表情がほとんどなく、無言で現れることが多い。江戸時代の絵巻では中列に加わることがある。

おとろし
神社の門や鳥居にぶら下がるように出現する妖怪。巨大な顔と毛髪が特徴で、境界を超えた者への戒めとして描かれる。

しょうけら
格子戸のすき間から覗く姿で知られる妖怪。針のように細い体で、人間の覗き見や好奇心を象徴しているとも解釈される。

あおあんどん(青行燈)
百物語の終わりに現れるとされる女性の幽霊・妖怪で、青白い灯りのような姿をしている。百鬼夜行では夜の静寂を象徴する存在。

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