- ぬっぺっぽう：顔のない肉塊のような妖怪。気味が悪いが無害。
- 影坊主（かげぼうず）：影だけが動く不気味な存在。夜道に現れる。
- 文車妖妃（ふぐるまようひ）：恨みをもった手紙や書物が化けた妖怪。
- 山地乳（やまちち）：山で迷った人を包み込み眠らせる乳房の妖怪。
- 泥田坊（どろたぼう）：田を奪われた農民の怨霊が化けたもの。
- 垢嘗（あかなめ）：あかなめの別名・変種。夜中に現れて風呂場を汚す。
- 白粉婆（おしろいばば）：白粉を塗りたくる老婆の妖怪。人の顔を奪うことも。
- 小袖の手（こそでのて）：小袖（着物）から手だけが現れて人を襲う妖怪。
- 夜泣き石（よなきいし）：殺された母子の魂が宿る石。夜に泣く声が聞こえる
- 化け狸（ばけだぬき）：総称。人に化けて化かす狸妖怪の基本形。
あなたの隣にいるかもしれない妖怪たち
あなたが今、この記事を読み終えようとしているこの瞬間にも、
どこかで誰かが、ふと風の音に足を止めているかもしれません。
あるいは、誰もいないはずの廊下で、微かに気配を感じているかもしれません。
それは恐怖ではありません。
それは「怪異」という、この世界にひそむもう一つのリズム、もう一つの時間。
私たちが忘れようとしたものが、静かに目を覚ます瞬間なのです。
100体の妖怪たちは、名を持ち、姿を持ち、物語を持っています。
しかし、それらはほんの入り口に過ぎません。
怪異とは、本来かたちを持たぬ存在。
人の想像が与え、人の恐れが育て、人の記憶に棲みつくもの。
あなたの記憶の片隅に、今日からまたひとつ、「名のある怪異」が棲みつくかもしれません。
🔮「あなたが最近出会った“説明のつかないもの”は、何でしたか？」
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