日本の文化や歴史を語るうえで欠かせない存在——それが「妖怪」です。
妖怪とは単なる怖い存在ではなく、時に自然を象徴し、時に人々の願いや恐れを映す鏡でもあります。
ここでは、日本の代表的な妖怪100体を厳選してご紹介します。初心者から妖怪ファンまで、どなたでも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
有名な日本の妖怪 100選
- 天狗(てんぐ):山に住む翼を持つ妖怪。風を操る。
- 河童(かっぱ):水辺に住み、相撲やキュウリが好き。
- 一反木綿(いったんもめん):布の形をした空飛ぶ妖怪。
- ぬらりひょん:人の家に上がり込み、まるで主のように振る舞う。
- 雪女(ゆきおんな):雪の夜に現れる美しい女の妖怪。
- ろくろ首(ろくろくび):夜になると首が長く伸びる。
- 猫又(ねこまた):年を経た猫が妖怪化し、尾が二股になる。
- ぬえ:顔は猿、胴は狸、手足は虎、尾は蛇という合成妖怪。
- 九尾の狐(きゅうびのきつね):非常に霊力の高い狐の妖怪。
- お岩さん:怪談『四谷怪談』の怨霊。
- 鎌鼬(かまいたち):風とともに現れ、鎌で斬りつける。
- あかなめ:風呂場に現れ、垢を舐める妖怪。
- 豆腐小僧(とうふこぞう):豆腐を持った小僧の姿をした無害な妖怪。
- 塗壁(ぬりかべ):進路を塞ぐ見えない壁のような妖怪。
- 唐傘お化け(からかさおばけ):一つ目・一本足の妖怪傘。
- 油すまし(あぶらすまし):熊本に伝わる妖怪。油を盗んで祟られた。
- のっぺらぼう:顔がのっぺりして何もない幽霊的存在。
- 傘化け(かさばけ):道具の付喪神のひとつ。
- 火車(かしゃ):死体をさらう妖怪。猫が変化するとも。
- 件(くだん):人の顔と牛の体を持ち、予言をする妖怪。
- 海坊主(うみぼうず):海上に現れる巨大な坊主型の怪物。
- 小豆洗い(あずきあらい):小川で小豆を洗う音を立てる妖怪。
- アマビエ:疫病を予言し、絵姿で病除けになるとされる。
- 白澤(はくたく):知識のある霊獣。病気退散の力を持つ。
- 赤舌(あかした):火を吹く舌を持つ妖怪。火災の象徴。
- 天井嘗(てんじょうなめ):家の天井の汚れを舐める妖怪。
- 青行燈(あおあんどん):百物語の最後に現れる青白い妖怪。
- 一つ目小僧(ひとつめこぞう):目が一つしかない小僧の姿。
- 二口女(ふたくちおんな):後頭部にも口がある女性の妖怪。
- 化け猫(ばけねこ):人に化けたり、呪詛をかける猫妖怪。
コメント