八大龍王に奏上する 龍神祝詞(りゅうじんのりと) は、八大龍王に大願成就をお願いする祝詞です。 所願を実現する力を授かりたい方や龍神との縁を深めたい方にお勧めです。
龍神祝詞 – 全文
たかまがはらに ましまして
高天原に坐し坐して
てんとちに みはたらきを あらはしたまう
天と地に御働きを現し給う
りゅうおうは だいうちゅうこんげんの
龍王は大宇宙根元の
みおやの みつかいにして
御祖の御使いにして
いっさいをうみ いっさいをそだて
一切を産み一切を育て
よろづのものを ごしはいあらせたまう
萬物を御支配あらせ給う
おうじんなれば
王神なれば
ひふみよいむなやことの とくさの
一二三四五六七八九十の十種の
みたからを おのがすがたと
御寶を己がすがたと
へんじたまいて
變じ給いて
じざいじゆうに てんかい ちかい じんかいを
自在自由に天界地界人界を
おさめたまう
治め給う
りゅうおうじんなるを とうとみ うやまいて
龍王神なるを尊み敬いて
まことの むねひとすじに
眞の六根一筋に
みつかえ もうすことの よしを
御仕え申すことの由を
うけひきたまいて
受引き給いて
おろかなる こころのかずかずを いましめたまいて
愚なる心の數々を戒め給いて
いっさいしゅじょうの つみけがれのころもを
一切衆生の罪穢の衣を
ぬぎさらしめたまいて
脱ぎ去らしめ給いて
よろづのものの やまひをも
萬物の病災をも
たちどころに はらいきよめたまい
立所に祓い清め給い
よろずせかいも
萬世界も
みおやのもとに
御祖のもとに
おさめせしめたまへと こひねがいたてまつる
治めせしめ給へと祈願奉る
ことのよしを きこしめして
ことの由をきこしめして
むねのうちに ねんじもおす
六根の内に念じ申す
たいがんを じょうじゅなさしめたまへと
大願を成就なさしめ給へと
かしこみ かしこみ もおす
恐み恐み白す
龍神祝詞の唱え方
神社でお参りをする際には、手と口を水ですすぎ清らかにします。
ご神殿の前まで進んだら、
二拝
祝詞を奏上(お祈りを申し上げる)
二拝二拍手一拝
祝詞には、言霊が宿っていると考えられているため、一言一言を大事に自分の願い事を強く思い浮かべながら唱えるようにしましょう。
龍神祝詞の効果(ご利益)
龍神のご利益は、様々な願いを叶えてくださると言われています。龍神祝詞には以下のような効果があると言われています。
- 穢れを祓う(災難を振り払う)
- 大願の成就
また、龍神は、様々な願いを叶えてくださると言われおり、次のようなものがあります。
- 病気平癒
- 降雨
- 五穀豊穣
- 金運
- 財運向上
- 縁結び
- 健康長寿
龍神が持っている玉は、「如意宝珠」と呼ばれ、人々の願いを叶えるといわれています。
龍神と色の違いとご利益
龍神様には、青龍、白龍、黒龍、金龍、赤龍(紅龍)、など様々な色の龍神様がおられます。
ここでは、龍神様の色の違いとご利益の一説をご紹介します。
金龍
五行説の「土」に当たる中央を守護。大地や豊穣を司る。
[ご利益]
- 家庭運
- 頭脳運
- 事業運
白龍
五行説の「金」にあたる西方を守護。金属を司る龍神。
[ご利益]
- 金運
- 飲食
- 結婚運
赤龍
南方を守護。
[ご利益]
- 勝負事
- 努力
青龍
五行説の「木」に当たる東方を守護。木や風などの自然を司る。
[ご利益]
- 芸能や芸事(話術、音楽性)
- 就業成就
黒龍
五行説の「水」にあたる北方を守護。冬を象徴する龍神。
[ご利益]
- 生活空間の水回り(トイレ、浴室など)
- 健康運
- 夫婦円満
- 交流関係
- 健康運
- 夫婦運
- 交際
八大龍王のご真言とご利益
仏教で祀られる神様のように、仏教で祀られる龍神(龍王)と呼ばれる神様にも御真言があります。
ここでは有名な、八大龍王(八大竜王)のご真言を紹介します。
[ご真言]
おん めいぎゃ しゃにえい そわか
[ご利益]
- 病気平癒
- 事業繁栄
- 商売繁盛
- 漁業守護
- 農業守護
- 五穀豊穣
- 財運向上
- 縁結び
- 健康長寿
- 芸能守護
以上、『龍神祝詞(りゅうじんのりと) 全文と効果、龍神のご真言とご利益』を紹介しました。
まずは、穢れを祓い、気持ちを落ち着かせて、清い心で神様にお願いすることが重要です。
気持ちが清らかになれば運気も向上するはずです。興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
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