日本の文化や日本神話において、龍(=竜)はとても密接な繋がりをもって伝えられています。
海、川、山、炎、風、雲など、自然の姿や力を竜に擬え、信仰の対象とされてきました。また、龍神の住む宮を竜宮とするなど、龍とつく名や言葉も多く、神道や仏教でも深い信仰がなされています。
龍は、宇宙や神様の意識体と最も近しい精霊であり、地球や人間の意識体にも最も近しい精霊であるという、いわば天地をつなぐ象徴的なエネルギー体と言われています。
だから、天地両サイドからの意識をキャッチし、「流れ」を作るのが上手。龍という存在も人間の眼には見えていなくても、話しかければ必ずあなたの言葉に応えてくれるので、何かヒントが欲しいとき、サポートが欲しいときには話しかけてみては。
ここでは、そんな古来から龍神と呼ばれる、数々の日本の龍(竜)と主なサポート力を紹介します。
日本の竜・龍神さまの様々なご利益・能力 一覧
九頭龍(くずりゅう)
龍神の中でも極めてパワフル。
時によって「善」にも「悪」にもなりますが、九頭龍自身を慕う人の開運には強力に導いてくれます。
物事を多面的に見るのに長けている龍神なので、リーダーシップを発揮したい人は常に繋がっていると良いでしょう。
双龍(そうりゅう)
パートナーシップを整えたいときに繋がると良いのが双龍。
自分ひとりでは解決できなかった物事や、なかなか進まなかった仕事などを助けてくれる人が現れるでしょう。
もちろん、恋愛、結婚などのパートナーシップの流れも良くなるようにサポートしてくれる龍神です。
月龍(つきりゅう)
暗闇の中にいるときや、自分自身が暗闇の中にいるように感じるときにも、煌々とした光を注ぎ、歩む先を示してくれている龍。
感情のアップダウンや激しい人や、落ち込みやすい人は、月龍のサポートで気持ちをフラットにできるでしょう。
陽龍(ようりゅう)
とても穏やかでありながら力強く世界を照らしてくれている龍。「ひりゅう」とも呼ばれる。人が笑っていることでこの龍は成長、拡大していくため、あなたがなかなか笑えないときや面白いことがしたいときに繋がると、陽気な出来事を起こし笑わせてくれるでしょう。
雷龍(らいりゅう)
物事をリセットしたいときに繋がると良いのが雷龍。つながると変化のきっかけとなる「立ち止まり」「方向転換」をすぐさま促してくれるでしょう。
電気が走るような閃きがあったり、現象としても衝撃が起こりやすいけど、その後に面白い出来事が頻発するから動揺しないで。
風龍(ふうりゅう)
あなたの「毎日」に”急速な変化”を起こしたいときに繋がると良いのが風龍。
モヤモヤしているときに繋がると、爽快に風が吹くように今までの流れが吹き払われ、風に乗るがごとく毎日が急変するでしょう。
水龍(みずりゅう)
穢れを洗い流し、清めてくれるのが水龍。
あなたの中で最も整理しなければならないのは何か?静かに内観し、水龍に穢れを流してもらいましょう。あなたの「願い」が叶わないのは最も整理すべき「ソレ」を放置しているから、と水龍は教えてくれます。
火龍(ひりゅう)
火も祓いのエネルギーが強いため、自分がモヤモヤしているときに繋がると陰気なエネルギーを燃やしてくれ、心身ともにすっきりとするでしょう。
また、闘志を燃やすなど、あなたが熱くなれる趣味、スポーツなどをするときにエネルギーを拡大してくれるので、何らかの「勝ちたい事」がある人はサポートを受けると吉。
土龍(つちりゅう)
グラウンディングをサポートしてくれるのが土龍。
何となくフワフワ、フラフラしていて、優柔不断、何事も決断できない、飽きっぽいなど「何だか地に足が着いてないと感じるとき」につながると、自分の意志や意識がはっきりとしてくるでしょう。
華龍(はなりゅう・かりゅう)
自分に華やかさが欲しいとき、恋愛を進ませたいときに繋がると良いのが華龍。「かりゅう」とも呼ばれる。
何となく気分が落ちやすいときに繋がると、色鮮やかなエネルギーで気持ちを明るくしてくれるでしょう。
色とりどりの花を楽しむように、カラフルなものに触れて心を弾ませて過ごしましょう。
虹龍(にじりゅう)
七色の光で変幻自在に現実を創ることが大好きなのが虹龍。
現実の創造性を速めたいときには繋がってみると良いでしょう。
さっきまでの雨が嘘だったかのように、すがすがしい晴天にかかる虹のように、全く別の世界へいざなってくれるでしょう。
翡翠龍(ひすいりゅう)
子どもに縁がある母性が強い龍。
子どもとの仲、子どもを授かりたい、子どもの願いを叶えてあげたい時などに繋がると良いでしょう。
また、癒しを授けてくれる龍神でもあるので、日々あるストレスから身体が疲れた時につながるとヒーリングを施してくれる力も。
紫龍(しりゅう)
赤と青という対極にある色の統合でなされている龍であるため、「和合」「融合」「結合」などに長けている龍です。
そのため、「男女」「陰陽」「天地」など、相反するものをつなぐ仕事をしている人は、サポートに入ってもらうと良いでしょう。
また、異性との交流を増やしたいときにもサポートしてくれます。
青龍(せいりゅう)
中国の神話・四神にもある青龍は、「春」や「東」を司り、春生まれや東の方角に住む人に縁が深い龍です。また、龍の中でも冷静沈着とされていて、頭に血が上っているときや冷静になりたいときに繋がると良いとされます。
ちなみに、青龍に繋がると”願いを叶えるために必要な現象”は波のようにアップダウンが激しくやってくるので、抗わずに流れに乗るのが吉でしょう。
黒龍(こくりゅう)
中国の神話(五行思想)・四神の玄武と同じ立ち位置である黒龍。「冬」や「北」に関係する人に縁が深い龍です。
陰気な「出来事」や「感情」に飲まれそうなときにこそ繋がってみて欲しい。
陰があるから陽があり、闇があるから光が差す。その「出来事」は”悪い”「出来事」ではなく、あなたにとって”必要な”「出来事」なのだと教えてくれる龍です。
白龍(はくりゅう)
中国の神話(五行思想)・四神の白虎と同じ立ち位置である黒龍。「秋」や「西」に関係する人に縁が深い龍です。
いつもより大きな決断をするときや、大きな流れに乗りたいときに繋がると良い、龍神の中でも勇ましく雄大な龍。
あなたの覚悟が本物と白龍が判断したときには、自分が意図した以上の大きな流れに乗ることになるでしょう。
白龍に繋がったときには、いつも以上に視野を広く持っていると良いです。
紅龍・赤龍(こうりゅう・せきりゅう)
中国の神話(五行思想)・四神の朱雀と同じ立ち位置である朱龍(赤龍)。「夏」や「南」に関係する人に縁が深い龍です。
火山や太陽から生まれたとされ、雨雲を追い払い、水害から救ってくれる力があります。
非常に力強いエネルギーを持っており、生命力を司るともされています。
「紅」「赤」という血液の色を持つ紅龍は、自分を興奮させたいときに繋がると良いでしょう。勝負事やここ一番のプレゼンの場面など、積極的なパフォーマンスが必要なときに喜んでサポートしてくれるでしょう。
黄龍(こうりゅう)
中国の神話(五行思想)・四神の中心的存在、四神の長と呼ばれています。四神が東西南北の守護獣なのに対し、中央を守るとされています。黄龍は春夏秋冬の土用を司るとも。
金運アップを望むときに繋がると良い龍です。
ただし、欲に目をくらませるのは禁物で、自分の器や度を超して願いを伝えないこと。
人間の欲によっては転じて災いをもたらすこともある龍なので、心を正して繋がりましょう。
朱龍(しゅりゅう)
邪気を祓い、浄化して清める力がある龍です。また、火によって、無から有を創り出すことができると言われています。
直感力や情熱を司っているため、行動力ややる気を起こしたいときに繋がると良いでしょう。
また、色っぽさ、セクシーさなど性的魅力を見せたいときにも効果を発揮。
金龍(きんりゅう)
ズバリ金運、財運アップをしたいときに繋がると良いのが金龍。
自分が収入を上げたい時には、繋がってサポートをお願いしてみましょう。
傲慢なお願いには耳を傾けてはくれませんが、望むお金が誰かや世の中に明るい光が差すような場合は、たくさんのお金をもたらしてくれるでしょう。
銀龍(ぎんりゅう)
ゲームや物語では金龍と対になって登場することの多い銀龍。
ですが、伝説や神話にはほとんど出てくることがありません。
冷静で器用な龍なので、銀龍と繋がることによって、バランス良く何事もカバーしてくれるとされています。
純龍(じゅんりゅう)
とにかく「純粋」「ピュア」で、無色透明の「癒し」に長けている龍。
エネルギーが軽い龍なので、繋がると森林浴をしているかのように自分の心身も軽くなるでしょう。
素直になれない、ヤキモチを妬いてしまう、人や物事を信じきれない、相手を責めてしまうようなときに繋がると精神が鎮まるでしょう。
人を癒す仕事をしている人にも格別のサポートをしてくれます。
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