- コンル（Konrul）とトグルル（Toghrul）｜Konrul & Toghrul） 【テュルク（中央アジア）】 テュルク神話に登場する猛禽類の霊鳥。民族の象徴や王権の守護として信仰される。
- パスクンジ｜Paskunji） 【ジョージア／コーカサス】 冥界に住むフェニックスのような霊鳥。死後の道を塞ぐ蛇を倒し、英雄の旅を助ける守護者として知られる。
- 朱雀｜Vermilion Bird） 【中国（四神）】 南方・夏・火を司る霊鳥。鳳凰とも関連し、赤い炎のような姿で描かれる。
- パイアサ｜Piasa） 【ネイティブアメリカン（ミシシッピ川流域）】 イリノイ州の崖に描かれた怪物の壁画に基づく鳥。翼を持つ恐ろしい捕食者として伝承される。
- 青鳥｜Qingniao） 【中国】 西王母の使いとして仕える青または緑の霊鳥。消息を伝える神使で、三羽の青鳥として描かれることもある。
- ラー｜Ra） 【古代エジプト】 太陽神ラーの象徴として、ハヤブサの頭を持つ姿で描かれる。太陽の船に乗り世界を照らす創造神。
- レイン・バード｜Rain Bird） 【ネイティブアメリカン】 雨をもたらす霊鳥。部族ごとに姿の差はあるが、雨と豊穣の象徴として広く信仰された。
- ラログ｜Raróg） 【スラヴ】 火をまとった隼のような精霊。旋風を巻き起こし、人に幸運をもたらすとも災いをもたらすともされる。
- ロック鳥｜Roc） 【アラビア】 巨象を掴み上げるほど巨大な猛禽。『千夜一夜物語』でも言及され、航海者を震え上がらせた伝説の大鳥。
- 商羊｜Shangyang） 【中国】 雨を呼ぶ一足鳥。片足で跳ね踊る姿が雨乞いの象徴となった。
- シェドゥ｜Shedu） 【メソポタミア】 主に牛の身体と人の顔を持つ守護神だが、翼を持ち“鳥の要素”を併せ持つ男性守護霊。ラマッスの男性版。
- シームルグ｜Simurgh） 【ペルシャ】 巨大で賢明な霊鳥。フェニックスのように長寿で、善なる存在として英雄を導く知恵の象徴。
- ステュムパリデスの鳥｜Stymphalian Birds） 【ギリシャ】 鋭い金属の羽を飛ばして攻撃する、人食いの怪鳥。ヘラクレスの12功業の一つで討伐された。
- トト｜Thoth） 【古代エジプト】 月と知恵の神。トキ（イビス）の頭を持つ姿で描かれ、文字・魔術・学問を司る。
- 三足鳥｜Three-legged Bird） 【東アジア・世界各地】 太陽に住む三本足の鳥。中国の「金烏」、日本の「八咫烏（やたがらす）」、韓国の「三足烏」など多くの文化に見られる。
- サンダーバード｜Thunderbird） 【ネイティブアメリカン】 嵐を呼び、雷を操る巨大な鳥の精霊。太平洋岸・大平原・南西部など広い部族に共通する神聖な存在。
- トゥルル｜Turul） 【ハンガリー】 ハヤブサ型の霊鳥で、国家の象徴。王家の祖先を導いた“夢の中の導き手”として特に重要。
- ヴェズルフォルニル｜Veðrfölnir） 【北欧神話】 世界樹ユグドラシルの頂上で、大鷲の頭上に座る鷹。大地と天界を見渡す知恵の象徴。
- ヴクブ・カキシュ｜Vucub Caquix） 【マヤ神話】 太陽と月を自称した傲慢な鳥の悪魔。英雄双子によって討伐される『ポポル・ヴフ』の重要人物。
- ワンプム・バード｜Wampum Bird） 【ネイティブアメリカン】 羽の代わりに貝殻の鎧を持つ巨大アオサギ。地域によっては守護霊・伝承の象徴として語られる。
- 鍼鳥（しんちょう）｜Zhenniao） 【中国】 毒を持つ危険な鳥で、触れた者や食べた者を死に至らしめるとされる。
- アレリオン｜Alerion） 【中世ヨーロッパ】 捕らえることができない高貴な霊鷲。光り輝く姿を持つ。
- バル・ユフネ｜Bar Juchne） 【ユダヤ伝承】 象を翼の下に抱えられるほど巨大な鳥。超規模の霊鳥として語られる。
- バル・ヨクニ｜Bar Yokni） 【ユダヤ教ラビ伝承】 世界創造と関わる巨大な宇宙鳥。天地の境を象徴する存在とされる。
- ベルド・バザード｜Belled Buzzard） 【アメリカ民間伝承】 姿を見ると不吉が訪れるとされる怪鳥。首に鈴を下げていると言われる。
- 幸福の青い鳥｜Bluebird of Happiness） 【世界各地】 幸福・希望・繁栄の象徴。多くの文化で“幸せを運ぶ鳥”として扱われる。
- ブーブリー｜Boobrie） 【スコットランド】 湖沼に現れる水鳥の怪物。アザラシや他の動物に化けることができる。
- ブロクサ｜Broxa） 【ユダヤ伝承】 夜に乳や血を吸う吸血性の鳥。魔女に使役されることもあるとされる。
- ビャンゴマ｜Byangoma） 【ベンガル】 未来を告げる鳥の精霊。英雄に助言と予言を与える導き手。
- チョンチョン｜Chonchon） 【マプチェ族／南米】 鳥の翼を持つ“飛ぶ生首”。魔術師の魂が体から離れた姿とされる。
- ツィカヴァツ｜Cikavac） 【セルビア】 富を運んでくる魔法鳥。秘密の作法で「孵化」させると、盗みや富集めを行う。
- ダラムラン｜Daramulum） 【オーストラリア先住民】 星・空の霊で、鳥の特徴を備える半神。儀式や社会秩序に関わる。
- 黄金の鳥（ディ・ゴルデネ・パヴェ）｜Di Goldene Pave） 【ユダヤ】 金色の輝きを放つ希望と再生の象徴。ユダヤ文学で幸福の鳥として登場。
- クー・バード｜The Cu Bird） 【ラテンアメリカ】 狡猾な性質を持つ魔法の鳥。いたずら好きのトリックスター的存在。
- イーグル・スピリット｜Eagle Spirit） 【北米先住民】 力・視野・精神性の象徴。部族ごとに神聖視される鳥の守護霊。
- エルウェトリッチ｜Elwetritsch） 【ドイツ】 森に住む気まぐれな鳥獣。ユーモラスな民話に登場する。
- エルトヘンネ｜Erdhenne） 【ドイツ】 幽霊のような雌鳥。家に現れて災難を警告するとされる。
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