世界の天使 一覧 130選|名前・階級・役割を完全まとめ

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世界の天使 一覧|名前・階級・役割を完全まとめ 守護
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異文化(イスラム・ゾロアスター・古代中東)の天使

1. イスラムの天使(Islamic Angels)

イスラム教は“純粋な光から創られた存在(Nur)”として天使を扱い、
役割が非常に体系的です。

  1. Jibrīl(ジブリール/Gabriel)— 啓示の天使
    ムハンマドに『クルアーン』を伝えた最大の大天使。啓示、知識、神の言葉の仲介者としてイスラムにおいて絶対的な位置をもつ。ユダヤ・キリスト教のガブリエルと同一視されるが、イスラムではより“媒介者としての役割”が強調される。
  2. Mīkāl(ミーカーイール/Michael)— 恵みと自然の天使
    雨、風、自然の恵みを司り、地上の生命循環を保つ天使。食糧や収穫とも関連づけられ、慈悲の象徴とされる。
  3. Isrāfīl(イスラーフィール)— 終末を告げるラッパの天使
    終末の日(Qiyāmah)に“ラッパ(Sur)”を吹き、人類の復活を告げる天使。炎の如き姿を持つともいわれ、黙示の鍵を握る存在。
  4. ‘Azrā’īl(アズラエル)— 死の天使
    人の魂を肉体から断ち切る役割をもつ。恐るべき存在というより“秩序の守護者”で、死後の魂の移行を整える天使として描かれる。
  5. Kirāman Kātibīn(キラーマン・カーティビーン)— 記録天使
    各人の右肩と左肩に付いて善行・悪行を記録する二人の天使。裁きの日に行いを提示する役割を担う。中東ファンタジーに使いやすい概念。
  6. Munkar & Nakir(ムンカルとナキール)— 墓での審問の天使
    死後、墓の中で魂に“信仰についての質問”をする恐るべき天使。善人と悪人でその扱いが異なり、死後世界の通過儀礼を象徴する存在。
  7. Ridhwan(リドワーン)— 天国(楽園)の門の守護者
    天国の門を守る天使。優しさと喜びを象徴し、正しい者を迎え入れる役割を持つ。死後のイメージ形成に重要な存在。

2. ゾロアスター教の天使(Zoroastrian / Persian Angels)

ゾロアスター教では天使は “ヤザタ(Yazata:崇拝すべき存在)” として体系化されています。
後のユダヤ教やイスラムの天使観にも影響を与えました。

  1. Asha Vahishta(アシャ・ヴァヒシュタ)— 聖なる秩序の天使
    六大アムシャ・スプンタ(大天使)の一柱で、清浄・真実・秩序そのものを体現する存在。火の儀礼を守護し、“神の光=アシャ” の純粋性を象徴する。
  2. Vohu Manah(ヴォフ・マナフ)— 善い心・良心の天使
    “善き思考(Good Mind)” を司り、正しい判断・道徳的行動へ導く天使。獣(家畜)を守る存在でもあり、人々の穏やかな心を育む。
  3. Spenta Armaiti(スペンタ・アルマイティ)— 大地・献身の天使
    献身・慈愛・大地そのものを象徴し、地母神的な性質も持つ天使。女性原理の優しさと忍耐を体現する存在。
  4. Kshathra Vairya(シャスラ・ヴァイリヤ)— 正義・力の天使
    天空の金属(金属性)、守護、正義を司る。戦いの力を持つが、“秩序のための力”として使われる守護天使。
  5. Aeshma(アエシュマ)— 憤怒の堕落天使(悪霊)
    元々は天使的な性質を持っていたが、のちに“破壊の悪霊(デーヴァ)”として再定義される。怒りと混乱を象徴し、のちの“アスモデウス”の語源とされる重要存在。
  6. Sraosha(スラオシャ)— 聞く・従う・祈りの守護天使
    ゾロアスター教の“祈りの守護者”。清浄な言葉、儀礼、祈り、夜の守りを司る。ユダヤ教の“サリエル/サラカエル”の前身とも言われる。

3. 古代中東(バビロニア・アッシリア・ウガリット)

最も古い“天使的存在”の概念の源流。
“神々の使者・天の書記・死後の案内者”が登場します。

  1. Lamassu(ラマッス)— 守護の有翼神獣(天使的存在)
    アッシリアの宮殿や門に置かれた巨大な有翼精霊。人の顔、牛の身体、鷲の翼を持ち、悪霊・外敵から保護する守護者。後の“ケルビム(Cherubim)”の原型となった可能性が高い。
  2. Shedu(シェドゥ)— 個人の守護霊(天使的役割)
    バビロニアの“個人守護霊”で、幸福・健康・安全を司る。家や人を守る点で西洋の“ガーディアンエンジェル”に非常に近い概念。
  3. Gula’s Servant Spirits(女神グラの癒しの精)
    癒しの女神グラに仕える“治癒の精霊たち”。医療・薬草・病気の回復を司り、後の“療治の天使”の文化的祖型に影響を与えた。
  4. Ilabrat(イラブラト)— 神々の使者(メッセンジャー)
    アッカドの神話で“天と地の使者”を務める神格。のちの“ガブリエル型の天使”の原型と位置づけられている。
  5. Utu/Shamash(ウトゥ/シャマシュ)の司書霊
    太陽神シャマシュに仕える書記の霊たち。正義・裁き・誓いを記録し、後の“天界の書記の天使(Radueriel など)”に影響したと考えられる。
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守護神話

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