祓詞(はらえのことば・はらえことば)は、神事の前に必ず行われる祓の時に唱えられる祝詞の一種で、祓詞を唱えれば、祓戸の神々の御神力により、罪や穢れが清められると言われています。
出典・参考:Wikipedia
祓詞(はらえことば) 全文
かけまくも かしこき
掛けまくも 畏き
いざなぎの おおかみ
伊邪那岐の大神
つくしのひむかの
筑紫の日向の
たちばなのおどの あはぎはらに
橘小戸の 阿波岐原に
みそぎ はらえたまいしときに
御禊 祓へ給いし時に
なりませる はらえどの おおかみたち
生り坐せる 祓戸の 大神等
もろもろのまがごと つみ けがれ あらむをば
諸諸の禍事 罪 穢 有らむをば
はらえたまい きよめたまえと もうすことを
祓へ給ひ 清め給へと 白す事を
きこしめせと
聞こし食せと
かしこみ かしこみ もうす
恐み 恐み も白す
“祓詞 全文 PDF(A4)” をダウンロード harae-kotoba.pdf – 10537 回のダウンロード – 153.45 KB
祓詞(はらえことば)の効果
災難や罪穢れを祓う効果を持ち、“神様とつながれる” とされる神道の祝詞です。
- 罪や穢れを祓う
- 災難や不吉なものを遠ざける
- 神様にお近づきになる・つながる
- 神様に自分のお願いを聞いていただける
大祓詞を唱えるときの作法
大祓詞を唱える時の作法は次のようになっています。
- 二拝(お社や神棚に 2度、深くお辞儀をします。)
- 大祓詞を奏上(大祓詞を読み上げます。)
- 二拝(2度、深くお辞儀をします。)
- 二拍手(「ぱんぱん」と二度手を叩きます。)
- 一拝(最後に 1度、深くお辞儀をします。)
神社参拝と神棚拝礼
神社参拝や神棚拝礼の際に奏上する祓詞(はらえことば)をご紹介します。この祓詞の後、神社参拝ならば神社拝詞、神棚拝礼ならば神棚拝詞を奏上しましょう。
神社拝詞 全文 – 神社拝礼の際に奏上する祓詞
祓詞の後、神社拝詞を奏上する。
神社拝詞(じんじゃはいし)
かけまくも かしこき
掛けまくも畏き
○○神社(神社名) のおおまえを おろがみ まつりて
○○神社(神社名) の大前を拝み奉りて
かしこみ かしこみ ももうさく
恐み恐みも白さく
おおかみたちの ひろき あつき みめぐみを
大神等の広き厚き御恵を
かたじけなみ まつり
辱み奉り
たかき とうとき みおしえの まにまに
高き尊き神教のまにまに
すめらみことを あおぎ まつり
天皇を仰ぎ奉り
なおき ただしき まごころを もちて
直き正しき真心をもちて
まことの みちに たがうことなく
誠の道に違ふことなく
おいもつ わざに はげましめたまい
負ひ持つ業に励ましめ給ひ
いえかどたかく みすこやかに
家門高く身健に
よのため ひとのために
世のため人のために
つくさしめ たまえと
尽さしめ給へと
かしこみ かしこみ もうす
恐み恐み白す
神棚拝詞 全文 – 神棚拝礼の際に奏上する祓詞
祓詞の後、神棚拝詞を奏上する。
神棚拝詞(かみだなはいし)
この かむどこに まします
此の神床に坐します
かけまくも かしこき
掛けまくも畏き
あまてらすおおみかみ うぶすなのおおかみたちの
天照大御神 産土大神等
おおまえを おろがみ まつりて
大前を拝み奉りて
かしこみ かしこみ ももうさく
恐み恐みも白さく
おおかみたちの ひろき あつき
大神等の広き厚き
みめぐみを かたじけなみ まつり
御恵を辱み奉り
たかき とうとき みおしえの まにまに
高き尊き神教えのまにまに
なおき ただしき まごころを もちて
直き正しき真心をもちて
まことの みちに たがうことなく
誠の道に違ふことなく
おいもつ わざに はげましめ たまい
負い持つ業に励ましめ給ひ
いえかどたかく
家門高く
みすこやかに
身健やかに
よのため ひとのために
世のため人のために
つくさしめ たまえと
尽さしめ給へと
かしこみ かしこみ ももうす
恐み恐みも白す
“神棚拝詞 全文 PDF(A4)” をダウンロード kamidana-haishi.pdf – 9709 回のダウンロード – 208.49 KB
コメント