世界の神話には「猫」が特別な存在として登場します。
守護・戦い・知恵・魔除け――文化ごとに役割は違っても、猫科の霊獣は常に“畏れられ、敬われた存在”でした。
本記事では、世界各地に伝わる 猫・獅子・虎・ジャガー・妖怪・精霊 を、由来・象徴・特徴とともに まとめました。
日本の雷獣(らいじゅう)、アステカのジャガー神、ヨーロッパのスフィンクス、南米の化け猫、アジアの守護獅子など、猫系の怪物・怪異がどのように語られてきたのかを紹介します。
神話の猫・獅子 猫系モンスター・怪異 一覧
出典・参考:Wikipedia – Mythological animals
- アリマニウス|Arimanius(ギリシャ)
ライオンの頭を持つ小神。冥界・秘儀・護符と関連づけられることがある。 - アメミット|Ammit(エジプト)
ライオンの前脚、カバの後脚、ワニの頭を持つ冥界の怪物。罪人の心臓を食らう「魂喰らい」として知られる。 - バロン|Barong(バリ)
善の王として崇拝される霊的守護者。獅子の姿が代表的で、魔除けとして踊りに登場する。 - 第一の王国の獣|Beast of the First Kingdom(キリスト教)
『黙示録』に登場する有翼の獅子の姿をした獣。 - ブラウンシュヴァイクの獅子|Brunswick Lion(ドイツ)
“獅子公”ハインリヒに忠誠を誓った象徴的な獅子。ドラゴン退治伝承と結びつく。 - キマイラ|Chimera(ギリシャ)
ライオンの体に山羊の頭、蛇の尾を持つ怪物。炎を吐くことで有名。 - 獅子(シーサーなど)中国の守護獅子|Chinese Guardian Lions(中国)
左右一対で設置される守護の石獅子。宮殿・寺院を魔から守る象徴。 - 狛犬(こまいぬ)|Komainu(神道)
神社を守護する獅子形の神獣。片方は口を開き、片方は閉じている「阿吽」の姿が特徴。 - シーサー|Shisa(琉球)
沖縄の守護獅子。家や村を魔除けする伝統的な守護像。 - シンヨウ|Sin-you(日本)
正義を象徴する霊獣。嘘を見抜き悪を断罪すると伝えられる。 - 獬豸(カイチ)|Xiezhi(中国)
真偽を見抜き、罪人を突き刺すとされる一角の獅子獣。官吏の象徴としても用いられた。 - ダワン|Dawon(チベット/ヒンドゥー)
女神ドゥルガーの乗り物(ヴァーハナ)となる神聖な雌ライオン。 - エジプトの獅子神
エジプトではライオンは「戦い・守護」の象徴で、多くの戦女神が獅子の形をとる。 - アケル|Aker(エジプト)
大地と冥界を守護する獅子の神。双子の獅子として表される。 - アミ=ペ|Ȧmi-Pe(エジプト)
獅子の神。詳細は失われているが守護的性質を持つ。 - アペデマク|Apedemak(ヌビア/エジプト)
ライオン頭の戦神。クシュ王国で崇拝された強力な守護神。 - バスト|Bast(エジプト)
元は猛獣のライオン女神、後に家庭と豊穣を守る猫女神に変化。疫病からの守護者。 - ヘルト=ケティト=ス|Hert-ketit-s(エジプト)
獅子の女神とされるが詳細不明。 - フンテス|Ḥuntheth(エジプト)
獅子女神の一柱。戦闘・守護と関連。 - イピ|Ipy(エジプト)
ライオンの頭と足、カバの体、人間の腕を持つ守護女神。母性・再生の象徴。 - マアヘス|Maahes(エジプト)
“彼女の隣で真実なる者”を意味する獅子頭の戦神。バストやセクメトの息子。 - マティト|Matit(エジプト)
葬送を司る猫(獅子)女神。ティニスで崇拝された。 - メヒト|Mehit(エジプト)
背に旗のような3本の柱を立てた横たわる雌ライオンとして描かれる。 - メンヒト|Menhit(エジプト)
戦いと太陽の熱を象徴する獅子女神。 - パヘト|Pakhet(エジプト)
“裂く者”の名を持つ狩猟のライオン女神。 - レピュト|Repyt(エジプト)
エジプトの地方守護の獅子女神。 - セクメト|Sekhmet(エジプト)
最強級の戦女神。太陽の炎、疫病、癒しを司る。ラーの娘。 - セレト|Seret(エジプト)
リビア起源とも言われる獅子女神。 - シェスメテト|Shesmetet(エジプト)
“助産の女神”とも言われる獅子女神。誕生の守護者。 - タウエレト(トゥエレト)|Taweret(エジプト)
カバの体に獅子の足、ワニの尾を持つ妊婦守護の女神。

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